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大和システム 広島駅新幹線口の大規模再開発が着工 地上21階建オフィスはじめホテル・住居複合大型開発

2008.04.14 10:31

 大和システム(大阪市中央区)および同社が設立した特別目的会社である広島若草都市開発合同会社は、JR「広島」駅の新幹線口エリアにおける大規模再開発事業である「若草町地区第一種市街地再開発事業ACTIVE-INTERCITYHIROSHIMA」の起工式を4月8日に実施した。
 同プロジェクトは、ホテル・オフィス棟、テラス住宅棟、タワー住宅棟から構成される複合開発で、竣工はいずれも平成22年春を予定している。それぞれの建物の概要をみると、ホテル・オフィス棟は敷地面積が6468・28㎡で延床面積が4万8394・89㎡。地上21階地下1階、高さ96・5mのS造建築物。テラス住宅棟が敷地面積5376・10㎡、延床面積1万8755・28㎡で高さは36・7m。地上9階地下1階建て、総戸数85戸のRC造。そしてタワー住宅棟は敷地面積2916・57㎡、延床面積2万8818・15㎡で高さが109・75m。総戸数219戸、地上33階建てのRC造建築物となっている。
 開発街区全体が広島駅とペデストリアンデッキで接続される上に、合計494台の駐車場と879台の駐輪・バイク置場を設けるなど交通アクセスに優れている。また、区画内にはスポーツ広場などが設けられ、居住者の生活環境向上が図られている。
 設計は竹中工務店(大阪市中央区)が担当し、施工は竹中・広成・砂原共同企業体が担当する。




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