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<賀詞交歓会レポート>首都圏定期借地借家権推進機構 不動産業界における定借権需要へ期待

2008.01.14 11:43

 首都圏定期借地借家権推進機構(東京都新宿区)は、今月10日、平成20年新年賀詞交換会を開催した。冒頭の挨拶では、森下俊夫理事長が「メンバーも1000人を数え、ますます活発に活動していきたい」と話した。
 また、稻本洋之助会長は「今年の不動産業界は減速方向にあると考えられ、それに対して取られる戦略の1つとして、定借権の使用が活発になると予想する」と話した。
 今回の参加者は、約90人。セミナーと交流会の2部構成で、セミナー講師に招かれたのは前港区区長の原田敬美氏である。
 セミナーでは、区長時代に行った政策のうち、定借権を行使した公団等の構築による財政の建て直しを講演。港区の赤字財政を黒字に転換した政策に、聴講者達が熱心に耳を傾ける姿が見られた。
 同氏は「今後は、公共用地の活用が大きな課題になる」とし、ニーズを作っていかなければならないと話す。セミナー後の交流会ではアットホームな雰囲気の中、参加者が交流を深める姿が見られた。

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