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NTT都市開発 総開発面積20万8890㎡の街 495区画の住宅と公園等を供給 NTT新宮無線送信所跡地再開発が完了

2007.10.22 16:03

 NTT都市開発(東京都千代田区)は、10月20日、福岡県糟屋郡新宮町において、大規模戸建てプロジェクト「ウェリスパーク新宮杜の宮」の街びらきを行った。当日は、街びらきのセレモニーとあわせて、NTT都市開発から新宮街へのグラウンド、テニスコート譲渡式も行われた。
同事業は、西鉄貝塚線「西鉄新宮」駅より徒歩2分にある、NTT新宮無線送信所跡地および運動グラウンド施設を利用した、総開発面積にして20万8890㎡、495区画の戸建て住宅を供給する大規模戸建て事業。NTT都市開発が総合監修をつとめ、大和ハウス工業、トヨタホーム、住友林業、西日本鉄道のハウスメーカー4社の賛同を得て、それぞれの技術を生かした住空間の追求と街の環境創造を行う。
敷地内は、植栽の充実を図りながら、光ファイバーTV共視聴システムや、街の主だった出入り口や公園に防犯カメラを10台設置し、植樹では死角ができないように枝の高さに配慮するなど、タウンセキュリティーも推進。また、野球やサッカーの試合もできる多目的グラウンドと本格的な砂入り人口芝のテニスコートを設置。同社は新宮町に寄贈、町民に気軽に使ってもらい、住民のコミュニティー形成の一助となるようにとしている。
 敷地内には、2800㎡の広さがあるフリーパークをはじめとする、5つの公園と緑地を設置。「住む人の成長とともに、緑が育ち、街が育っていく」というテーマで「自然」というキーワードをもとに設計されており、各所に「けんけん飛び石」や「算盤飛石」、「手押しポン プ」などのさまざまな仕掛けが用意されている。
 なお、同地に隣接する沖田地区には、平成22年春にJR新駅が開業する予定。「西鉄新宮」駅より徒歩2分、都市高速で天神まで約30分の同地隣接地区に新駅が開業すれば、より通勤・通学が便利になる。

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