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<商業施設訪問> 日々の食卓を豊かに彩る12店舗 サンシャインシティアルパに新ゾーンが開業 ヨーロッパの街並みをイメージしたモール街

2006.12.04 17:28

 サンシャインシティ(東京都豊島区)は、サンシャインシティアルパ1階南ゾーンをリニューアルし、12月1日に新ゾーンをリニューアルし、12月1日に新ゾーンとしてグランドオープンした。
 新ゾーンの総改装面積は約2500㎡で、ヨーロッパの街並みをイメージした内観に統一している。「外部はイルミネーションの充実など光の演出を行い、内部は近隣の住民が来館しやすい内容の『食物販通り』を設けました」と、代表取締役社長・島田勝久氏が説明する通り、新ゾーンの入り口には光のゲートを設置し、店舗は生活者の「食」に焦点をあてて「日々の食卓をより豊かに、より自分らしく彩るためのこだわりショップ」を12店セレクト。「サンシャインシティは、池袋地域において後発のショッピングセンターですので、今回の新ゾーンには従来と一線を画すこだわりの店舗、日本初や第1号店などを厳選しています」(S・C事業部副長代理・下村淳氏)と、リーシングに注力した。
 同ゾーンで知名度・占有面積共に目玉となるテナントは、ベーカリーと本格派レストランが一体となった新業態の「メゾンカイザー」と、高品質ミニスーパー「成城石井Select」。従来の家族向けスーパーと異なり、商品やお惣菜を小さめに包装し個食に対応できるように厳選された食品を提供、店舗は外からの来客を見込んで館内通路・街路双方より入店が可能となっている。
 光ゲート点灯セレモニーに出席した豊島区長・高野之夫氏は、「今まではサンシャインシティから人が出ることが少なく、外への広がりがありませんでした。しかし、今回のリニューアルで、アルパ内の店舗が外へ向かって開くことになり、サンシャインシティと地域が一体となった新しい池袋の街づくりが展開するでしょう」と、新ゾーンと池袋の街づくりとの関わりにおいて感想を述べた。

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