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東邦ガス コージェネレーションパッケージ商品化 200kWクラスで発電効率38%を実現 小型化により設置性向上

2004.10.18 16:29

 東邦ガス(愛知県名古屋市)は、三菱重工業(東京都港区)と共同で、200kWクラスの小型機種で、発電効率38%を実現するガスエンジンコージェネレーションパッケージを開発し、販売を開始した。
 コージェネレーションシステムは、都市ガス等を燃料としてガスエンジンやガスタービンにより発電機を駆動し、発電するとともに、排熱を利用し、冷暖房、蒸気の供給、給湯用などの温水供給等を行うことによって、75%〜80%に及ぶエネルギー利用効率を得ることが可能となるシステム。
 これまで東邦ガス、三菱重工業の2社は、分散型電源市場におけるガスコージェネレーションの競争力を一層高めるため、ガスエンジンの高効率化に取り組んできた。
 今回開発されたガスエンジンは副室希薄燃焼方式の採用、ターボチャージャの採用による1シリンダ当たりの出力アップ、燃焼の最適化により、同クラスの従来ガスエンジンに対して約20%の高効率化を図り、同時に低NOxも達成。
 開発したガスエンジンに発電機、廃熱回収装置、発電機制御盤等を一体化したことで、小型化、分割搬入が可能となり設置性の向上にも重点が置かれている。

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