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日立ビルシステム 好みの時間で分割作業を行う新工法開発 年間1500台のリニューアル販売台数を目指す

2004.02.02 14:21

 日立ビルシステム(千代田区)が設置後20年以上稼働しているエレベーターを対象とした「エレベーター制御リニューアル・お好み時間帯工法」を開発し、販売を開始した。
 同工法を実施することによって、作業時間以外のエレベーターは通常通り使用可能で、好みの時間(8時間×4日間)で作業を分割することができる。
 一般的にエレベーターのリニューアル工事は、稼動中のビルでエレベーター停止させて実施するため、その工事中の停止期間の短縮が課題の一つとなっている。
 同工法の開発により、平成10年に同社が開発した「1day工法」に続き、利便性をさらに高めるリニューアル工事のバリエーションが広まることになる。
 主な特徴として①作業の工程を見直し効率化を図り②少しずつ新規部品が取り付けていけるよう新旧の部品接続が可能な装置を開発③エレベーターの運行に支障の無い、旧部品への加工技術を開発、という点が挙げられる。
 今後、同社はエレベーター制御リニューアルを実施する上で停止時間を分割したいとの要望が多い、病院・ホテル・マンションなどへ同工法を提案し、リニューアル販売台数年間1500台を目指して営業活動を展開していく。

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