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エスコ キュービクルの保守、点検システムを販売 年間40%以上の経費削減も可能

2003.12.01 15:42

 エスコ(東京都中央区)ではこの程、NTTドコモDoPaモバイルアークを使用したキュービクルの保守、点検システムの販売を開始した。
 同システムを導入すると、これまでキュービクルの保安点検は毎月必要であったのに対して隔月の点検で済む。
 保安点検料コストダウンを計ることができ、年間で10%〜40%以上の経費削減が可能となるという。
 最新技術であるNTTドコモDoPaモバイルアークを使用して、キュービクル(高圧受変電設備)を24時間365日遠隔監視する。電話線工事の必要もない。受変電設備に異常が発生するとパケット通信により、本部の監視用コンピューターに自動交信し、あらかじめ登録されたオーナーまたは管理会社の連絡先へ緊急通報すると同時に同社と提携するキュービクルメンテ協会所属の電気管理技術者の携帯電話へも自動通報する。
 これまで電路の適性維持には、法律で定められた電気主任技術者が定期的に巡視点検を行う必要があり、この点検料はオーナーの負担となっていた。現在は法改正により遠隔監視方式でも設備維持が可能になっている。
 なお最大1億円までの生産物賠償保険も付く。

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