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松下電工ら 全フッ素樹脂光ファイバー専用ビル向け光情報コンセントを開発

2002.07.22 15:17

 松下電工・三和電気工業・旭ガラスの3社は、共同で旭硝子の全フッ素樹脂光ファイバー(製品名・ルキナ)専用のマンション・オフィス向け光情報コンセント及びプラグを開発した。ルキナによる「FTTH(ファイバー・トウ・ザ・ホーム)の加速を目指し、3社が工事込みで物件対応の受注活動を開始する。
 現在、高画質動画映像等の大容量の情報を、オフィスや家庭にある端末で自由に楽しめるようになるギガビットブロードバンド時代の到来を間近に控え、パソコン・オーディオ・ビデオなどの情報端末に大量の情報を取り込んだり、端末同士で情報をやり取りしたりすることが望まれている。
 そして、個々の端末機器を光通信ネットワークに対応させるには、高速大容量の光ファイバーが必要の上、機器を光ネットワークに接続する光コンセント及び光プラグの存在が欠かせない。また、光ファイバーにおいても、電送速度・施工性・安全性等に優れるルキナが屋内の超高速ネットワーク向けに注目され始めており、これを電話のモジュラジャックのような感覚で着脱が容易にできる光コンセント及び光プラグの開発が求められてきた。
 そこで、今回開発した光コンセントプラグは、高品質・高信頼性を要求する通信で実績があるMUコネクタの構造を継承し、接続作業においては接着剤を使用しない方式とし現場作業の効率化、安全性を配慮した製品となっている。

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