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<トピックス> 豊中計装 「エコ防犯」 パッシブセンサーに不審者感知機能を融合

2000.10.16 15:15

 豊中計装(大阪府豊中市)は、省エネと防犯の両システムを融合させた「エコ防犯」を開発した。
 このシステムは人の存在を感知するパッシブセンサーに無人時の建物内における侵入者感知の役割をもたせたものだ。
 パッシブセンサーは人の感知により空調や照明のスイッチを自動的に調節するもので無駄な電力をカットできることから省エネルギーの有効的な対策としてビルにおいても導入が進んでいる。
  ただ、人の出入りが頻繁にある日中などでは誤報を防ぐ為に警戒を解除しており、夜間無人になるまではセンサー自体が遊んでいる状態になってしまっている。そこで今回はパッシブセンサーに防犯センサーの機能を併せ持たせ有効的に活用出来る様にしたもの。
 センサーが人の感知をしなくなり作動設定時間終了後一定時間が経過すると、監視制御状態に移行し、以後侵入者の監視の他異常時の自動通報等を行うことが可能だ。
 また、パッシブセンサーの機能そのものも、予め配線された優先順位によるピークカットの時点で人の居ない所から順番に遮断するシステムなので無理の無い省エネが実現できる。




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