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ＩＮＡＸ　ビルの資産価値をあげるリニューアルガイド発刊　改修具体例も多く紹介

2000.08.21 15:52

　ＩＮＡＸ及びＩＮＡＸエンジニアリングは、これまでのビル・マンションリニューアル実績、及びそこで培ったノウハウを「ＩＮＡＸリニューアル事典」としてまとめあげた。「ビルの資産価値をあげ、建築100年時代を考える手引書」としてビルやマンションのオーナー、管理会社など希望者に対しては無料で配布している。
　「景気低迷による設備投資の抑制、建築資源の有効利用と産業廃棄物の削減などの環境意識の向上により、日本の建造物はスクラップ＆ビルドの発想から、今あるものをいかに生かすかという志向への変化の時代になりつつあります」（INAX）
　その一方で米国は建物のライフサイクルを観ながら、最良の改修時期を算出できる新たな指標（FCI）が普及されており、その取り組みは近い将来日本にも及ぶことが考えられている。
　そうした時代に対応する為に編集された「INAXリニューアル事業」は建物リニューアル概論やリニューアルに対する考え方、実際の施工事例が紹介され、外壁及び水まわり部分のリニューアルに関する総合的な手引書として活用出来る。