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トピックス ニューオフィス推進協議会 快適事務所にマークを発行しPR 優良の基準を数値化して提唱
1996.07.15 14:00
オフィス環境の改善を図り、ニューオフィスの実現を推進している社団法人ニューオフィス推進協議会(吉瀬維哉会長)では、快適かつ機能的なオフィス基準を数値化した。
一般執務スペースに関しては、①1人あたり6メートル程度のスペース確保 ②主要通路幅が1.2メートル ③天井高が2.6メートル ④室内色彩などのバランスがとれていること。照明機器に関しては、グレア防止対策・作業に適した照度の確保が基準とされている。グレアを防ぐために、蛍光灯などの光源に、拡散パネル・プリズムパネル・ルーバーなどを取付けることを提唱している。
空調関係では、快適性を保つために夏期で室温26℃、冬季で室温22℃、湿度40%を提案している。喫煙対策として、分煙化や空気清浄機の設置といった対応策を唱えている。OA危機対策については、二重床・アンダーカーペット配線システムが好ましいとしている。また、オフィスワーカーの健康を守るために、VDT作業に充分な対策を行うことの必要性が述べられている。これらの基準を満たしていると判断されたオフィスには「ニューオフィス」マークが与えられる。