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話題の商品 20万円切る超低価格建物管理ソフト ビルオーナーが自ら開発

1996.04.01 12:13

 「ビルの保守点検履歴や設備、消耗品、賃料、管理費等の状況を瞬時に検索、参照できるようにしたい」
 こんなニーズをもとに、ビルオーナー自らが開発したパソコン用経営管理ソフトが業界で話題を呼んでいる。
 これは都内に2棟のビル経営する昌平不動産(瀬川昌輝社長)が作った「M&Mスラックス」。従来の建物管理ソフトというと、とかく大規模で高額なものが多かったが、このソフトは延床3000~5000平米の中規模ビルを主対象としており、価格も19万8000円と低価格を実現している。
 その一方で従来には見られなかった「保守点検業務」の項目をはじめ、業者への支払いやテナント情報を管理する「取引先台帳」、蛍光灯などの入出庫を管理する「消耗品管理」、さらには535パターンものフォーマットがある「管理台帳」などの機能があり、一般オーナーにも十分使いこなせる内容だ。




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