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東建、東建商、共同でレンタル会社設立 東京建物、異業種へ参入 8月、荒川区町屋駅前に延床260坪のAVソフト店舗出店

1996.04.01 12:11

 東京建物(東京都中央区・南敬介社長)では、マンションの管理・運営を行うグループ会社、東建商事(米田信郎社長)と共同出資し、AV(音響・映像)ソフトを中心として、レンタル事業に進出する。東京建物らにより新設される会社アンフォルマ(インフォメーションの仏語から造語)の初代社長には、東京建物トゥビー事業部部長の内田一誠氏が就任、アンフォルマの代表を兼務する。また、本事業を推進する取締役には、東京建物入社9年目の福澤之重氏が当たり若い感性で新規事業に取組む事になる。
 今回のビデオ・CDレンタル事業には、AVレンタル経営最大手、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(C・C・C・本社大阪市、増田宗昭社長)と提携し、第1号店を出店する計画。その第1号店としては東京都荒川区、地下鉄千代田線町屋駅前店に、今年8月オープンする運びだ。計画では、売り場面積約260坪と、駅前型のレンタルショップとしては、都内最大級となる予定で年間売り上げは、約4億5千万円を見込んでいる。仕入れには、提携のC・C・Cを経由し商品納入を行うことになる。また、将来的にはCDビデオレンタルだけでなく、マルチメディアなど、情報発信基地としての展開を図る予定で、東京建物所有ビル等の有効活用にも利用する。


マルチメディア対応の情報発信基地を目指す アンフォルマ 社長 内田一誠氏
 東京建物、トゥ・ビー事業部では、以前よりオフィスビル事業やマンション事業等の有効活用の一手法として、レンタル事業展開の企画を進めて来ました。今般、これらのCDやAVソフト店舗出店が現実のものとなったのは、若手中心の企画部新規事業企画グループの働きが大きかったからだと思います。今後は、CDとかに限らず、マルチメディアにも対応出来るよう、インターネット構築や、地元を中心とした情報発信基地としての、店舗も企画しています。




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