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<コスト削減の切り札>フォーバル、ビル向け節水器本格展開 月200円のレンタル方式 水道料金10~25%も節約
1996.03.01 15:06
各地で水不足がいわれる中、フォーバル(大久保秀夫社長)では、レンタル節水器「まもるゾウ」の水栓(蛇口)にごく小さなリング状の定流量弁を取り付けることで、使用感を変えずに水道使用量を10~25%も節約することができる。既にこれまで設置したビル、ホテル、飲食店のほぼすべてで水道料金にして月々数万円から数百万円もの削減効果があがっている。
「まもるゾウ」の大きな特徴は、他社の類似商品が軒並み買い取り制なのに対し、同社はレンタル制を打ち出している点。レンタル料は1ヶ所につき1ヵ月でわずか200円。一般に買取は1ヵ所900円が相場とされ、取付け工事費もかかるが、レンタルならこれも不要。またアフターケアも同社が行う。
あるホテルでは50ヶ所に設置して、水道料金が50万円から44万円になり、レンタル料1万円を引いても5万円の節約に。このように、レンタル料金の5~15倍の水道料金節約が見込め、初期投資も不要とあって、既にかなりの反響が寄せられているようだ。
今後の展開が注目される。