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低コスト真気空調システム新発売 空気のイオン化現象利用した空気清浄機
1996.02.15 15:40
インターナショナルイーシー(東京都千代田区、戸澤茂代表)では、レオナード効果(空気のイオン化現象)を利用した新しいタイプの空気清浄機「真気発生装置CAM-3」を発売した。標準価格は29万8000円。
この真気空調システムは従来の空調システムの方式を一変して、ニコチン、タール、塵埃のほか、臭気、細菌、静電気までも、その発生源や清浄タンク内でマイナスイオンの粒子と気体状水クラスターが捕捉、無害化するというもの。従来の空調システムではフィルター方式が一般的で、超微粒子の捕捉が難しく、長時間稼働するフィルターにニコチン、タール等が付着し能力低下を招いたり、フィルター交換やメンテナンスの手間、コストがかかるといった難点があったが、こうした問題点を解消するものだ。
レオナード効果とは、自然界において滝のしぶき、台風による強い雨などで見られる空気のイオン化現象のこと、人体によくないとされるプラスイオンを減少させ、マイナスイオンを発生させる。
オフィス、店舗、レストランなどでの幅広い採用を見込んでいる。