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ユニ総合計画 「定借マンションは損か得か」出版

1996.01.01 17:07

 ユニ総合計画(東京都中央区)の秋山英樹社長がこのほど著書「定期借地権マンションは損か得か」を上梓した。
 ユーザーにとってメリットが大きいとされる定借型の分譲マンションも、現段階では関西方面での販売実績が目立つ程度で、首都圏ではまだ数棟というのが実状。この背景には用地を供給する側である地主の不安があるとされる。本の中で秋山社長は、定借マンションに土地を提供することは、地主にとって他の土地活用より有利であるとの立場から、その根拠を実例としや客観的な数値で説明している。
 また「定借マンションは100年待ってこそさらに価値が発揮される」として、一級建築士の立場から100年の耐用性を持つマンションの作り方を解説している。
 同社ではビル、マンションを問わず新耐震以前の物件について耐震診断も実施し、手法は東京都のマニュアルと同じながら、都の約半額というコストの安さで話題を集めている。




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