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三菱地所 名古屋広小路ビル約145億で売却

1996.01.01 16:54

 三菱地所(東京都千代田区・福澤武社長)では、かねてより話しを進めていた、名古屋広小路ビルヂングの持ち分55%、延べ床面積約5800坪を、明治生命保険に売却した。売却額は約145億円で、売却益は90億円程度と見られている。
 名古屋広小路ビルヂングは、昭和62年3月に竣工。敷地面積約1200坪、延べ床面積約1万500坪で、地上18階からなるオフィスビル。同ビルは、以前より、三菱地所側で一括賃貸して、転貸(サブリース)していたもので、売却後も同社で引き続き運営を行う予定。明治生命への売却は、同じくサブリース物件の松戸ビルヂング(千葉県松戸市)を平成5年に売却しており、形式、方法も全く同じ。
 同社では先頃一棟貸ししている丸紅(東京都千代田区)側に、丸紅ビルヂング(千代田区大手町)を約756億円で売却したばかり。




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