週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

営技一体化で効率向上 明電舎、箱崎リバーサイドビルへ 新大手町ビル他から700坪の増床移転

1995.04.15 10:34

 明電舎は2月13日、東京・箱崎のリバーサイドビルへ本社事務所をはじめ在京の各部署を移転した。新大手町ビル他都内3ヶ所からの統合移転で、5フロアと一階の一部を賃借。延床面積は移転前の3棟の合計3000坪弱から3700坪へと増加している。移転のきっかけは営業部門が入っていた西五反田ビルが、オーナーの都合で表玄関からの出入りが制限されるなど、社員間の不満が強かったため。営業と技術両部門の一体化など業務効率の向上も考え、大フロアの同ビルを選び、1000人近くの社員が移った。同社は元々、97年創立100周年を目途に大崎に自社ビルを建てる計画だったが、一帯の開発計画が大幅に遅れており、リバーサイドビルには10年以上は入居することになりそうだ。移転後はビルのインテリジェント性を活かし電子メールなどのOA化を急速に進めている。




週刊不動産経営編集部  YouTube