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CRE 物流施設2棟を同時着工 鳥栖に延床3.6万㎡、朝霞に10.4万㎡
2025.10.13 11:19
シーアールイー(東京都港区)は、物流施設「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」と「ロジスクエア朝霞A」の2物件を1日に着工したと発表した。
「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」の開発地は佐賀県鳥栖市藤木町の鳥栖商工団地内。九州自動車道「小郡鳥栖南」スマートICから約2km、長崎自動車道「鳥栖」ICから約5kmに位置し、JR「鳥栖貨物ターミナル」駅からは約2kmと鉄道貨物輸送を活用したモーダルシフトへの取り組みにも対応可能。福岡地所(福岡市博多区)との共同開発で、竣工は2026年9月末を予定している。
計画建物は敷地面積2万6187・51㎡、延べ面積3万6575・50㎡、鉄骨造地上2階建て。東西両面にトラックバースを配置し、大型車40台が同時に接車可能。車両動線は一方通行にも変更でき、効率的な入出庫を実現できる。
大型トラック待機スペースは8台分、乗用車駐車場を124台分配置する。
倉庫スペースは床荷重1・5t/㎡、有効高6・0m以上、照明の照度は平均300ルクスを確保。外壁には金属断熱サンドイッチパネルを採用し、昇降設備は積載荷重4・1tの荷物用エレベーターを4基、垂直搬送機4基を実装する計画。テナント区画としては最小約2430坪から4分割での入居が可能な設計としている。 「ロジスクエア朝霞A」の竣工は2027年5月末の予定。立地は埼玉県朝霞市大字根岸で、外環道「和光北」IC至近に位置する。
計画建物は敷地面積4万2596・39㎡、延床面積10万4588・93㎡、鉄筋コンクリート造(柱)+鉄骨造(梁)、鉄骨造(最上階の柱・梁)地上4階建て、最大12テナントが入居可能なマルチテナント型物流施設。
2~3階には大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイを設ける各階にトラックバースを備える。ランプウェイは上り専用と下り専用をそれぞれ設置するダブルランプウェイ方式とし、車両動線を一方通行とすることで場内の安全性向上を図る。建物内中央車路両側には計108台の大型トラックが同時接車可能なトラックバースを設けるほか、9台分の待機場を用意。
倉庫は外壁に金属断熱サンドイッチパネルを採用し、1階が床荷重2t/㎡(冷蔵・冷凍対応可)、2~4階が床荷重1・5t/㎡(各階2・5tフォークリフト対応)、有効高6・0m以上(一部除く)、照度平均300ルクスを確保する計画。昇降設備は荷物用エレベーター(積載荷重4・1t)と垂直搬送機を3~4階専用としてそれぞれ4基実装する。
アメニティとしては4階に2カ所のカフェテリアを設け、いずれも従業員用の売店を設置する。またドライバー用の休憩室、トイレや喫煙室の充実など、様々な共用設備の設置を予定している。



