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中央日本土地建物 神奈川・平塚で里山整備に参画

2025.09.15 10:43

 湘南ひらつか・ゆるぎ地区活性化に向けた協議会(神奈川県平塚市)は、8月27日付で「吉沢(ゆるぎ)地区まちづくり計画」を平塚市に申請した。申請は平塚市まちづくり条例に基づくもので、地域資源を生かした地域活性化を推進する。中央日本土地建物(東京都千代田区)が協議会とともに計画を推進している。
 計画地は神奈川県平塚市の吉沢及び下吉沢に中央日本土地建物が保有する約27・6haの土地。2024年に環境省の「自然共生サイト」に認定された「生物多様性豊かな『湘南平塚ゆるぎ 里地里山』」エリアを含み、水田であった場所を湿地として復元整備した「トンボの里」などがある。
 まちづくり計画では、計画区域を「農とのふれあいエリア」と「自然共生サイトに認定されているエリア」に分け、中核機能を担う「農とのふれあいエリア」には体験農園、クラインガルテン(滞在型市民農園)、レクリエーション設備などを一体的に整備。豊かな自然と調和する農を中心とした人と自然がふれあえる場を創出するという。「自然共生サイトに認定されているエリア」は、多様な生物の生息環境保全のための継続的なモニタリングを重ねながら、里地里山を訪れる人々が快適安全に利用できるよう、散策路などの整備保全活動に取り組んでいく。
 協議会と中央日本土地建物では、産官学民の連携体制のもと、新たなライフスタイルの場所と機会を創出していくとしている。  




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