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東急不動産「ブランズタワー西宮」開発 「西宮」駅前再開発区域内に35階建て分譲住宅

2025.07.21 10:58
東急不動産(東京都渋谷区)が参加組合員として参画する「JR西宮駅南西地区第一種市街地再開発事業」で再開発タワープロジェクト「ブランズタワー西宮」を開発している。竣工は2027年7月を予定している。
開発地は兵庫県西宮市。JR東海道本線「西宮」駅から徒歩2分、阪神本線「西宮」駅から徒歩8分、阪急今津線「阪神国道」駅から徒歩11分の場所。
同事業は地区面積約1・5ha、A街区、B街区、C街区で構成される。
A街区は建築敷地面積約6000㎡、建築面積約4100㎡、延床面積約5200㎡。同街区では西宮市卸売市場を集約・再生整備する。
B街区は建築敷地面積約1000㎡、建築面積約700㎡、延床面積約1300㎡。同街区では店舗、事務所、駐車場を整備する。
C街区は建築敷地面積約6100㎡、建築面積約3800㎡、延床面積約4万5400㎡。同街区では住宅、店舗等を整備する。
C街区に位置する同物件は敷地面積6071・94㎡、延床面積約4万5397・61㎡、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地上35階建ての分譲マンション。
低層部は沿道施設、住宅棟、店舗駐車場棟が緑でつながるデザインとしている。敷地内は歩行者専用通路とした歩車分離設計で、敷地内商業施設、南側広場、北側広場と一体感のある賑わい空間を形成している。
専有部は全戸に二重床・二重天井設計を採用。リビング・ダイニングは約257~300cmの天井高を確保。またリビング・ダイニングのサッシ高は200~240cm。
角住戸にはコーナーサッシを採用。
1階のエントランスホールは花こう岩と御影石調タイルの立体的な貼り分けにより大地の地表を表現した壁面と、木目調パネルを均等に柱へ配した面との、相対する2つの壁面が包容力のある空間を創出。15~16階のオーナーズラウンジ、オーナーズビューテラスは2層吹抜け空間。設備・サービスとしてはコンシェルジュサービスやフィットネスジム、コワーキングブースなどを用意している。
環境対策としては高断熱・高効率な設備採用等により「ZEH Oriented」と「低炭素建築物認定」を取得する。また太陽光パネルや、電気自動車を充電できる駐車場EV/PHV充電器を設置。外構・庇上部・メインアプローチ壁面には植栽を施して緑視率を確保する。