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「堂島関電ビル」リニューアル ”ESG×SDGs”に配慮したビルに再生

2025.07.07 10:56
関電不動産開発(大阪市北区)と積水化学工業(大阪市北区)は、大阪市北区に立つ「堂島関電ビル」の大規模リニューアル工事を竣工させた。
同ビルは1972年竣工。敷地面積3702・61㎡、延床面積2万5769・87㎡、SRC造地上12階地下2階で、1~5階と8~11階には積水化学工業の大阪本社が入居する。
リニューアルでは50年を経過したアルミサッシをLow-E複層ガラスに更新。自然換気口を設けることで感染症対策を施し、新たに設置した庇で日射遮蔽の効果も図る。
外壁面には国内で初めてフィルム型ペロブスカイト太陽電池を設置。火災が発生すると断熱層を形成する耐火材「フィブロック」やオフィスの可変性に寄与する「セキスイOAフロア」など、積水化学グループの製品を20品目以上採用。築30年越えのテナントビルとして全国初の「CASBEEスマートウェルネスオフィス」Sランクも取得している。
1階にはサブエントランスを整備しバリアフリー動線を設け、2階にはオールジェンダートイレを整備した。