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森ビルグループ 上海で超高層オフィスビルに着手 総事業費210億円のビッグ・プロジェクト

1995.05.15 17:31

 森ビルでは、中国上海市城東地区で超高層オフィスビルの建設に着手する。これは浦原地区隆家嘴金融貿易区において、地上46階、地下4階、延床面積3万4千坪のインテリジェントビルが立てられるもので、平成10年の完成を目指すものだ。この建設にあたてはフォレストオーバーシーズ(森ビルの100%子会社)を中心に、三井物産、フジタ、大林組、きんでん、5社の共同出資により設立された現地法人により実施される。建設されるオフィスビル「上海森茂国際大層」は超高層ビルが林立する城東地区にあって、「金茂大厦」に次ぐ高さ、192mになる予定だ。オフィス基準階貸室面積は、約450坪。天井高は2.7mを確保し、床は歩行感、吸着性に優れたカーペットに仕上げ、床下には、10cmのフリーアクセスフロアを装備している。さらに、上海では不可欠な飲料水用設備も設けている。総事業費は約210億円を計上。予定賃料は、坪5400円から6300円。管理費は賃料の1割を予定している。




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