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JR「金町」駅前の再開発街区 名称は「クロス金町」に

2025.05.26 11:43

 東京都葛飾区東金町一丁目西地区で推進中の「東金町一丁目西地区市街地再開発事業」の街区名称が「クロス金町」、商業施設名称が「MARK IS 葛飾かなまち」に決定した。20日、東金町一丁目西地区市街地再開発組合と参加組合員が発表した。
 「東金町一丁目西地区市街地再開発事業」は、敷地面積約2万4755㎡、延面積約15万9310㎡からなる複合開発。多世代の居住者が交流できる居住環境と生活サービス機能からなる複合建築物を整備するほか、広場や歩道状空地の整備による歩行者ネットワークを形成するもの。参加組合員として、三菱地所(東京都千代田区)、三菱地所レジデンス(東京都千代田区)、三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)が参画している。
 計画地はJR「金町」駅北口の西側に位置する約3haのエリア。開発は2期に分けて行われ、Ⅰ期の竣工は7月中旬を予定。Ⅱ期は2026年8月着工、2030年11月の竣工を予定している。
 第Ⅰ期工事では鉄骨造地上5階地下1階建てのビルを建設し、商業施設と自動車教習所で構成。店舗はアパレル、グルメなど約50店舗が出店する。
 1階には従前から出店していた「イトーヨーカドー金町店」が「ヨークフーズ MARK IS 葛飾かなまち店」として再出店。2階はデイリーユース店舗や家電とおもちゃの大型専門店などのライフスタイルフロア。3階はフードコートのほか、関東初出店の「すみっコぐらしあそびスタジオ」やアミューズメント施設など、バラエティに富んだフロアとする。
 4階には、日本で初めて商業施設屋上に開設された指定自動車教習所「金町自動車教習所」が引き続き入居するほか、地下1階には定期利用約1200台、一時利用約200台が収容可能な自転車駐車場が8月1日にオープンする予定。
 第Ⅱ期では工事区域の既存建物を解体後、住宅棟と商業棟を建設する計画。商業棟は鉄骨造地上4階地下1階建て。住宅棟は鉄筋コンクリート造地上40階地下1階建てのタワーマンションとなる。




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