週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

森ビルグループ 専用回線網敷設しテナントサービス 都内中心、89棟の内60棟をネットワークへ

1996.01.01 16:56

 森ビル(東京都港区・森稔社長)及び、森ビル開発(同・森章社長)など森ビルグループは、都心(新橋・赤坂・虎ノ門)など中心として、同社が所有する89棟(総延床面積約44万坪)のオフィスビルを結ぶ、インターネット専用通信網の構築を行うと発表した。同社が今回計画しているのは、「森ビル情報インフラストラクチャー」。同社のこの情報網が完成すれば、森ビルに入居しているテナントは、インターネットにアクセスする事が可能。その為、テナント自ら、専用回線を敷線する必要が無くなる。提供するインターネット接続サービスは、日本イーエヌエスAT&T(東京都港区)。まず同社と本社がある港区赤坂の「アーク森ビル」間を接続しさらにビル間のインターネット接続には、毎秒1.5メガビットの専用回線を敷く。早ければ今年秋までには、同社の保有する89棟の内、約60棟を結ぶネットワークが築かれる予定だ。これにより、テナントは、パソコンとソフトを用意すれば、簡単にインターネットサービスを受けられる。




週刊不動産経営編集部  YouTube