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三菱樹脂 冷却塔用の冷却水処理装置を発売 排水処理の手間無くし経費削減も

1996.04.01 14:24

 プラスチック総合加工メーカー大手の三菱樹脂ではクーリングタワーの冷却水内における微生物の発生増殖を抑制し、スケールやスライムの付着を防止する冷却水処理装置「SSガード」を発売した。価格は1台100万円で、初年度250台の販売を見込んでいる。
 SSガードは冷却水が循環する経路中に合成樹脂と無機系抗菌粒子を主成分とする抗菌剤を充填した流動床を設置し、この流動床内で冷却水と抗菌剤とを接触させることで浄化を行う。
 これまでの水処理には冷却水を強制的に排出するブロー方式や薬品を定期的に注入して処理する方式などが用いられていたが、同社の新方式は、排水処理や管理上の手間をなくし、ランニングコストの低減を図っている点が特徴だ。
 新設および既設のどのメーカーの冷却塔にも取り付けできる。




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