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汐留貨物駅跡地 5月25日、初の売却説明会開催 銀座寄り3街区1万9千坪を今年度中に売却
1996.05.15 10:48
国鉄清算事業団では所有する汐留貨物駅跡地のうち、3月に東京都から仮換地指定を受けた銀座寄り3街区(A,B,C地区)の売却に関する説明会を、5月29日、東京・大手町のサンケイ会館で開催する。
売却対象面積は3街区合わせて約1万6000坪。説明会では土地処分の手順や街づくりのガイドライン、土地売却条件などについて説明する。
事業団では今年度中にこの3街区を売却する計画で、5月30日から8月20日まで、土地購入希望者および床利用面積3000平米以上のテナント入居希望者を募っていく。
その後のスケジュールとしては、第3四半期中に購入希望者同士がコンソーシアムを形成して街区ごとの利用計画案をとりまとめる。事業団でこれを審査した上で街区単位で入札を実施。第4四半期に売買契約を締結する。
A,B,C街区は汐留貨物駅跡地の中で最もJR新橋駅に近く、第一京浜と海岸通りに挟まれた一角。A街区と、B,C街区の間には臨海新交通「ゆりかもめ」が通る。都心至近に残された広大な遊休地だけに今後の売却の行方が注目される。