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富士通 総合管理システム 給排水、空調機器を集中管理

1996.09.15 10:19

 富士通の総合管理システムは、ビル新築総工費の2%が低下となっている。例えば総工費が100億円であるならば、2億円が総合管理システムの導入費用となる。
 管理システムとは、ディスプレイとプリンタ、電力グラフィックパネルから成る。デスク2台に載るシステムで5坪もあれば充分である。このシステムだけで、ビル内照明はどの電力系、衛生・排水系、空調系、防災系と防犯系、入室管理系などを連結し、管理することが可能である。あらゆるメーカーの設備につなげることになるが、富士通では、大手設備メーカー製品であれば、提携しているので接続可能である。
 この総合管理システムを導入しているビルは、総床面積5000平米クラスのオフィスビルが多く、新築時に導入する例がほとんどである。このシステムは、コンピューターの性能が向上するために10~15年で更新する必要がある。その際には、新しいシステム導入となるので一部だけの更新は不可能であり、再度システム購入時と同程度の金額が必要となる。




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