週刊ビル経営ビルモール

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☆不動産業界トピックス2018年2月5日
▼ゼネラル・パーチェス 高圧電気料金がクレカ決済可能に
 コスト削減コンサルティングを行うゼネラル・パーチェス(東京都中央区)では昨年5月1日より高圧電気料金のクレジット決済システム「電クレ」を展開している。
 家庭向けの低圧電力では可能だったクレジットカード決済。新電力小売り事業を展開する大手通信会社も自社のクレジットカード決済によるキャッシュバックを謳い、利用者数を増やしている。一方、ビルや商業施設などの大型施設で主となっている高圧電力においてクレジットカード決済はほとんど知られていない。代表取締役の長崎伸也氏は「私が知っている限りで展開している企業は1社だけです。需要家のなかには家庭用の低圧と混同してクレジットカード決済できると思われている方もいますが、高圧においてはこれまでほとんど皆無でした」と話す。
 同社では今回の「電クレ」のサービススキームを構築するにあたって信販会社、および新電力会社9社と提携。昨年5月のリリースに至ったわけだが、長崎氏によると「契約数は順調に増えている」と話す。
 メリットは多い。1つは新電力契約にすることのメリットだ。長崎氏は「新電力との契約によって削減効果が出るのは基本料金の部分です。そのため、オフィスビルのような昼に多く使用し、夜間は使用しないような施設は削減効果を得やすい」と指摘する。
 あるオフィスビルでは既存電気代金が年間3531万9125円かかっていたが、新電力に切り替えることで5・6%削減の3343万5654円、198万3471円削減することができた。
 そして「電クレ」サービスの最大の特長である「クレジットカード決済」によって支払った電気料金に応じてポイントが付与される、いわば「二重」の削減効果が得られるわけだ。
 「このポイントを利用して福利厚生サービスを充実させることもできます。たとえば100円で1ポイントとしたとき、先のオフィスビルの事例ですと33万ポイント。社員旅行や出張先のホテル予約など様々な場面で利用することができるのです」(長崎氏)
 不動産業界でも「働き方改革」や「生産性向上」は課題。一方で電気料金など売上に直結しないコストは削減したい。「電クレ」はそのニーズにマッチするかもしれない。



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