週刊ビル経営ビルモール

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☆不動産業界トピックス2018年2月5日
▼スターリゾート 未活用物件を収益物件に 年間500室の借り上げ目指す
 盛り上がる観光需要は空き家問題解決の糸口を見つけるかもしれない。
 宿泊施設運営委託事業などを展開するスターリゾート(東京都渋谷区)は先月23日、「宿泊施設一括借り上げサービス」の開始を発表。全国各地の空き家や別荘、稼働が不調な宿泊施設を借り上げ同社が運営するものだ。既に沖縄、京都で10棟66室を運用している。
 代表取締役CEOの佐々木優也氏は「サービスを発表してから既に沖縄、千葉、東京などのオーナーから問い合わせを頂き、実際の運用に向けて動き出している」と話す。検索サイトでも同社のサービスが上位に表示されるなど、注目度も高い。
 これまで運用している物件はもともと賃貸物件や個人宅、別荘などが多い。同社が運営に携わった経緯を聞くと「空き家になって賃貸に出したが客付けできなかった、宿泊施設を運営していたが収益が厳しいなどの悩みで相談に来られる方が多い」(佐々木氏)という。また「別荘を保有していて、使用していないときは管理会社に任せていたものの管理フィーが高い。収益物件に変えることはできないか」という相談から運用をはじめたケースもあるという。
 「実際の運用も好調です。沖縄の物件では大手OTAサイトで10点満点中9・4の高評価を頂いています。この物件はオンシーズンで月100万円の売上げ、オフシーズンは不安もありましたが、月45万円と善戦しました。他のホテル・宿泊施設よりも高い評価であることが好影響をおよぼしたのだと思います」(佐々木氏)
 佐々木氏はこのサービスを展開し、「年間500室ほどの運営を受託していきたい」と意気込みを見せる。同社では旅館業法での許認可を受けた宿泊施設のみの運用だ。「協力している行政書士とともに、取得の支援も進めていく」という。
 「観光需要」の追い風吹くなかで、空き家や未活用の別荘を保有している人はもとより、借り手のつかない物件を保有する賃貸オーナーにとっても収益化のチャンスとなりそうだ。



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