週刊ビル経営ビルモール

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☆不動産業界トピックス2018年2月5日
▼「みんちゅう」が大和市と提携 市内未活用地の駐輪場化促進
 大和市は市内の未活用地を駐輪スペースとして活用し、駅前などの放置自転車が多いエリアの駐輪場需給バランスの是正を図る。駐輪場シェアサービスを行う民間企業と連携するのは全国の自治体として初。
 「みんちゅう」は、未活用地を駐輪場として登録し有料で貸し出す仕組み。利用者はアプリでユーザー登録を行って利用したい駐輪場を選んで日時を予約し、クレジットカードで支払って駐輪するという流れ。登録から予約、支払いまですべてウェブ上で完結するため利用者、駐輪場オーナーとも負担が少なく利用料の未払いも防げる。土地オーナーは未活用地を設備投資ゼロで駐輪スペースとして活用でき収益につながる。1台分から駐輪場として登録できるため、デッドスペースの活用にもなる。
 大和市では近年、商業施設が集中する駅前を中心に買い物客の短時間駐輪が増加しており、歩道などに放置してしまうケースも見受けられるようになっていた。一方で長期利用者向けの月極駐輪場には空きも見られ、需要と供給の不均衡が浮き彫りとなっている。市では買い物客の駐輪ニーズに対し、小規模駐輪場の分散配置が有効と判断。1台分のスペースから駐輪場として活用できる「みんちゅう」が選ばれた。
 協定では駐輪場の設置・運営をアイキューソフィアが行い、管理についてはアイキューソフィアと市が分担。不正駐輪に対する警告や駐輪場内の放置自転車の撤去・保管は市が行う。また市のホームページや広報誌などでも土地オーナー、利用者双方に活用を呼びかける。
 まずは2月15日から市内の鉄道駅のなかでも商業施設が集中し、放置自転車が多い「鶴間」駅および「中央林間」駅の周辺エリアで運用を開始し、順次エリアを拡大していく。スタート時は各エリア約100台ずつで、1000台規模への拡大を見込む。
 アイキューソフィアの中野里美社長は会見で「大和市は小学生に保険付き自転車免許証を交付するなど先進的な自転車対策を行っている。こうした自治体と連携できるのは光栄で、空きスペースオーナー、利用者の双方を活性化させていきたい」と話した。





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