◎改修ポイント
ビルの遊休地を活用しつつ、入居者の利便性向上を実現。周辺に立地する貸ビルとの差別化にも成功。更に掲示板によってテナントの売り上げに貢献

◎所在地
大阪府大阪市中央区安土町2-2-15

◎建物規模
地上8階地下1階

◎延床面積
5,684.89㎡

◎所有者
ハウザー

◎竣工
平成16年5月

 「ハウザー堺筋本町駅前ビル」は、平成16年に大規模リニューアルを実施し、現在の様子に至る。運営するハウザー(大阪市中央区)は定期的にビルのメンテナンスを実施しており、利用者が劣化等々を感じないよう日々心掛けている
 ビル1階のエントランスには、テナントとのコミュニケーションを図る目的とテナントの売り上げに貢献するため、新たに掲示板を設置した。これはテナントが提供するサービスを必要としている人に対して宣伝し、事業機会の創出に繋げる目的がある。人の目につきやすいエントランスに設置することで、少しでも多くの人に知ってもらいたいという要望に同社が応えた内容だ。チーフの金本巨士氏は「テナントの知名度を上げ、売り上げに貢献する方法として掲示板の設置を行いました。業務内容やサービスを分かり易く掲示することで、必要としている法人・個人へのマッチングにも利用できます」と話す。
 また昨今では、テナントからの利用ニーズに応えて新たに駐輪ラックを設置した。「ハウザー堺筋本町駅前ビル」が立地するエリアで年々通勤に自転車を利用する人が増加しており、入居者からの要望も高まっていた。金本氏は「そのような背景もあってか、入居者様のニーズに応えるべく自転車ラックを20台分設置しました。設置場所もビル壁面近くの空きスペースを上手く利用して導入できたので、問題なくスムーズに入居者様のニーズに応えることができた内容と思います」と語る。また、設置した駐輪ラックはシンプルな製品を採用しリーズナブルな設置で対応したことも特長である。
 テナントに対して常に『傾聴と対話』を心掛けて接するハウザーでは、クライアントの声に傾聴してアウトプットすること(各種設備新設)とビジネスにも貢献すること(掲示板設置)を体現できた事例だと考えている。事実、入居テナントからも好評を得ている。
 

(週刊ビル経営2016年8月8日号掲載)
ハウザー 「ハウザー堺筋本町駅前ビル」
▼新たに駐輪ラックと掲示板を設置した