◎改修ポイント
改修ポイント:築44年に既存ビルを1棟丸ごとシェアオフィスビルへ改修。

◎所在地
東京都渋谷区渋谷2-2-62

◎建物規模
地上6階

◎延床面積
632㎡

◎竣工
昭和47年6月

◎事業管理
フージャースアセットマネジメント

◎事業企画
ツクルバ

 「ニーズがあるが供給が少ない」という受給ギャップを解消するべく、マンション開発を主事業とするフージャースコーポレーション(東京都千代田区)がリノベーション事業へ進出する。新会社としてフージャースアセットマネジメントを設立。東京・渋谷で中小ビル1棟丸ごとシェアオフィスに改修するプロジェクトをスタートさせた。
 老朽化物件の再生実績は、収益物件化プロジェクトとして昨年11月に仙台市で手掛けたコンバージョン案件がある。築27年のオフィス・住宅の複合ビルを店舗・カプセルホテル・住宅へ再生させた。フージャースアセットマネジメントの投資事業部開発課課長の菅原文子氏は「不動産を使う人々のニーズの変化に敏感になり、多岐にわたるニーズに応える商品開発が必要になると感じた」と指摘。リノベーション事業を「事業範囲の拡大、受給ギャップの解消、既存ストックの有効活用という3つのポイントを満たす『集大成』」(菅原氏)とする。
 「創業期のスタートアップの朝を応援する」をコンセプトに名称は「Good Morning Building(グッド・モーニング・ビルディング)」として11月に竣工予定。事業企画にはシェアオフィスの運営実績が豊富なツクルバ(東京都渋谷区)が参画。「横のつながり」が強いスタートアップ企業の関係性を深化させる場所としてビルの運営を進めていく。入居者同士のコミュニティ形成を促進させる仕掛けを施し、1階には「Blue Bottle Coffee」を日本に誘致した石渡康嗣氏が代表を務めるWAT(東京都目黒区)がプロデュースするコーヒースタンドの入居が決定。地上2階~5階は1区画約26m2に小割したオフィスフロアとなる。菅原氏によると「現在プレリーシング段階だが、すでに複数の企業から入居希望を受領している」という。5階には起業家向けニュースサイト運営会社の新拠点が入居するという。

(週刊ビル経営2016年10月3日号掲載)
フージャースアセットマネジメント 「Good Morning Building」