◎改修ポイント
5階フロアをキッズスペース付きコワーキングスペースへ改修。防音対策としてキッズスペースとコワーキングの間に二重ガラスの間仕切り壁を設置した

◎所在地
東京都港区赤坂4-9-25

◎建物規模
地上10階地下1階

◎施設面積
約200㎡

◎所有者
新東洋企業

◎竣工
昭和48年10月

◎工期
2カ月

 東京・赤坂見附に存在する「Hatch Cowork+KIDs(ハッチコワークプラスキッズ)」は子連れワーカーに人気の施設だ。
 輸入車ディーラー、不動産事業を中核とする新東洋企業(東京都港区)の保有ビル「新東洋赤坂ビル」5階で平成24年から自社運営を開始した。新東洋企業・片山勇志社長の妻が子供を出産したことをきっかけに「育児をしながら働ける環境がない」ことを痛感。日本初となる子連れOKのコワーキングスペースづくりに着手した。
 施設の運営を担う広報営業リーダーの永田睦子氏によると「開業当初は単純に『単に子連れOKのコワーキングスペース』でしたが、結局親が子供の相手をしなくてはならず仕事がはかどらない等、様々な課題が浮上しました。そのため、昨年6月から保育補助を行う専任のスタッフを配置した+KIDsサービスを開始」したという。キッズルーム運営リーダーを務める松隈真理子氏をはじめ、保育補助スタッフは常時2名。保育士・幼稚園教諭等の有資格者が在籍している。
 「キッズスペース開設前の利用者層は起業家が多かったのですが、保育補助サービスを開始してからはフリーランスの方も増え、会員さんの幅が広がりました」と松隈氏は説明する。
 施設全体の広さは約200㎡、そのうちキッズルームは約50㎡。執務環境として約50席を用意した他、オフィス複合機、約7.5mもの壁面ホワイトボード、共有図書コーナー、ミーティングルームも完備している。また、施設利用者の交流を促進させるための空間「IDOBATA(井戸端)」は大型の円卓を配して車座になってミーティングルームや食事を楽しめる。一方、キッズルームにはベビーベッドを始め、バウンサーや子供用の椅子、カラフルな玩具を用意。コワーキングスペースとキッズスペースの間仕切り壁は二重ガラスで防音性を高め、仕事をしながら子供の様子を確認できるようにしている。

(週刊ビル経営2016年9月19日号掲載)
新東洋企業 「新東洋赤坂ビル」