◎所在地
東京都港区南青山6-13-5

◎建物規模
地上4階

◎所有者
渡辺健市氏

◎竣工
昭和49年

◎取得
平成14年

◎投資費用
平成14年改修:約5000万円
平成19年改修:約1000万円

 「ポルトポヌール」は東京メトロ半蔵門線・千代田線・銀座線「表参道」駅より徒歩9分の場所に立地している。
 昭和49年竣工で、もともとは「パール・ハイツ」という名称だったが、現オーナーの渡辺健市氏が平成14年に購入し名称を「ポルトポヌール」に改めるとともに、ビル内部の改修を行った。このとき行ったのはエントランスなど共用部の改修と防水工事、専有部の居住用から事務所用への用途変換。ビルの顔であるエントランスは大幅に手を加えており、かつてはPタイルであった床は石のタイルに改め、壁面には装飾品を飾れるスペースを設置。前オーナーの時代から置いてあった応接セットは撤去し、広々としてすっきりとした空間に改めた。また、正面右手にある木庭は細い笹が伸び放題になっていたが、それを伐採しデッキを設けている。
 渡辺氏の妻であり同ビルの運営を担っている渡辺由紀子氏はエントランスについて「壁面に設けたスペースとデッキには花や植物を配置しています。これはフラワーアレンジメントをしている私の知人に面倒を見てもらっており、正月やハロウィンなどの行事や季節にあわせて整えてもらっています」と語る。
 平成19年にはさらに外壁やエレベーターの改修を実施。外壁にはかつての「パール・ハイツ」の名前に因んだパール色のタイルが使用されており、現在は販売されていない製品が使われていたため類似したものを探して張り替えを行った。エントランスの小庭の壁面も改修し、レンガ調のタイルを張っている。  これらの改修にかかった費用は合計約6000万円。2度の大規模改修以外にも空室が出た際には随時リニューアルを行っている。こうして手をかけながら運営してきた「ポルトポヌール」は、一時は複数の空室が出てしまった時期もあったが現在は満室状態。「テナントには非常に恵まれている」と渡辺由紀子氏は語った。

(週刊ビル経営2016年9月12日号掲載)
ポルトポヌール 「ポルトポヌール」