◎所在地
東京都中央区銀座6-2-3
Daiwa銀座アネックス2F~4F

◎モール延床面積
約733.44㎡

◎管理
メディカル&アンチエイジングモール銀座

  少子高齢化が進む中で医療ビルが脚光を浴びてきた。が、それらの経営がすべて上手くいく訳ではない。その中で注目すべき事例がある。「メディカル&アンチエイジングモール銀座」だ。元は経営破綻した医療モールで、それを再生した施設。
「メディカル&アンチエイジングモール銀座」の代表・成瀬訓久氏は様々な業種で事業再建してきたプロ。不動産経営は未経験だが、事業再生経営の経験を生かして医療ビル事業としての再生では無く事業の土俵を替えた。マクロ動向と地域ニーズなどを踏まえたミクロ動向を総合して新たな施設コンセプトを掲げ再生に取り組んだ。
 かつては医療モールとして「○○医院」といったテナントが入居したが、現在はモールの名称が示すように美容クリニックやエステなどのアンチエイジングに集中している。成瀬氏は次のように話す。  
「医療ビルが増える中、競争や地域ニーズなどを検討して現在の形に至りました。日本の高齢化は人々の健康意識を増進させるのはもちろんのこと、同時に美容への意識も高めます。また、外国人にとって日本は『美容の国』として支持されており、今後はインバウンドのコト需要が期待できます。故にコンセプトをアンチエイジングに絞りました。また、それまで大きな区画で貸していたフロアを小割けにする事で、テナントによって新規出店しやすい賃料設定にしました。イベントスペースを併設してヨガ教室などへ貸し出す事で集客性を高めることにも成功しました」  
 このような施策によって再生前は20%に低迷していた稼働率が貸室では100%、イベント使用も合算すれば「稼働率は110%以上です」(成瀬氏)とのこと。他業界の「よそ者」視点を取り入れたからこそ実現したと言える。成瀬氏はこの取組みを「パッケージ化してほかの医療ビルや事務所ビルとしての稼働率Up手法として広めていきたい」と意欲を示している。

(週刊ビル経営2016年5月16日号掲載)
メディカル&アンチエイジングモール銀座 「メディカル&アンチエイジングモール銀座」
▼オシャレな空間とイベントが魅力的だ