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◎所在地
東京都文京区本郷4-16-4

◎建築規模
地上4階

◎運営者
boundary spanner

◎コメント
イベントやセミナー等、人的交流を生み出す貸スペースとして再生。内装造作の多くは協力者によるDIYで対応。金銭的な報酬はなくとも、施設のコンセプトへの共感が拡がり、手作りのDIYビルが誕生。
  人と人の「縁」で生まれた手作りのDIYビルが今年3月に誕生した。都営地下鉄「春日」駅から徒歩3分に位置する地上4階建て、延床面積約200坪の築古ビルをリノベーションし「人の縁を繋げる」コミュニティスペース「東京ENGAWA」が開業した。
 ITベンチャーのboundary spanner(東京都渋谷区)代表取締役、山田浩司氏が昨年12月に物件を賃借したことからプロジェクトはスタート。自分たちでデザインコンセプトを立案し、壁・天井・床の改修はすべてDIYで行った。DIYは山田氏の「友人・知り合い」を動員。SNSでつながりのある約3000人に呼びかけ、延べ50人ほどが参加した。
 リノベーション後はフロアごとに異なるコンセプトを導入した。1階には山田氏と繋がりのある木工作家とフラワーデザイナーが専用ベンチと植栽を施した縁側風オープンスペース。一部個室に撮影スタジオを開設。山田氏の知り合いのカメラマンにプロデュースを依頼した。2階はミーティングスペース、3階は既存のキッチンを再利用したパーティスペースと和室の休憩ルーム。4階は現在改装中でシェアオフィスとして転貸する予定。シェアスペースの使用目的は多種多様。イベント参加者同士が新規事業を始めるというケースも増え始めている。
   またクラウドファンディングで空調改修費用200万円を調達し賄った。施設利用権を提供する他、施設名を考案したコピーライター等のセミナー参加権を提供。「みんなで施設のブランディングをしていきたい」という山田氏の想いが込められている。

(週刊ビル経営2017年6月26日号掲載)
boundary spanner 「東京ENGAWA」