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◎所在地
東京都墨田区亀沢4-21-3

◎建築規模
地上5階

◎所有者
サンコー
  JR「錦糸町」駅より徒歩10分ほどに位置する「ケイエスビル」。多くの観光客で賑わう「東京スカイツリー」を間近に望むこの界隈は、古くから印刷業などものづくり産業で栄えてきた。同ビルも地場産業を支える拠点の一つ。建物を所有するサンコー(東京都墨田区)は、およそ半世紀にわたって錦糸町で印刷業を営んできた。同社が「ケイエスビル」に入居したのは1991年のこと。その後ビルのオーナーが倒産の憂き目に遭い、2014年にサンコーがビルを取得。空きフロアの活用にあたり、経営企画室長の有薗悦克氏が着目したのは墨田区の「新ものづくり創出拠点整備補助金」であった。有薗氏は墨田区との協議の末、この制度を活用して内装工事を行った上でシェアオフィスの設置を決断。そして2015年3月、「ケイエスビル」3階にクリエイター向けのシェアオフィス「co-lac墨田亀沢: re-printing」がオープンした。
 「co-lao墨田亀沢」は約60坪のフロアに一人用のデスクを並べたシェアオフィスやフリーアドレスタイプのコワーキングスペースを設置。木製の温かみのある什器類が快適な作業環境を生み出し、月1万円台から利用が可能と活躍の場を求めるクリエイターにとっては初期費用を安価で抑えながら活動の場を設けることが可能だ。
 「『co-lab墨田亀沢』はものづくり産業の土壌がある錦糸町で新しいものづくり文化を発信する拠点になればと思います。その主役であるクリエイターの成長を見守る当社は下宿先の管理人のような感覚ですね」(有薗氏)

(週刊ビル経営2017年6月26日号掲載)
サンコー 「co-lab墨田亀沢(ケイエスビル)」