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◎改修ポイント◎
「設計士、現場監督と綿密に打ち合わせを行い、意識を共有することで自分のこだわりを細かく伝えることができたと思います」(雲野氏コメント)

◎所在地
東京都新宿区喜久井町

◎建築規模
地上3階地下1階

◎構造
RC構造

◎竣工
1980年
 イズモコーポレーション(東京都品川区)が2016年10月に購入した店舗付き住宅の再生建築による改修工事が7月末に無事完了した。東京都新宿区喜久井町に所在しており、東京メトロ東西線「早稲田」駅から徒歩6分、都営地下鉄大江戸線「牛込柳町」駅から徒歩7分に立地している。地上3階建て地下1階となる同物件は2階~3階を居住スペース、そして地下1階を貸ギャラリーの「イズモギャラリー」を運営する形の物件となっている。閑静な住宅地に佇む同物件の名称は「art BLD」と名付けられた。
 代表取締役の雲野隆善氏は「この物件の元所有者の方が以前、美容室を運営されていました。地域に愛された美容室と聞いています、その想いを受け継ぎ、また自身が今後運営していくうえで芸術の『アート』をフィーチャーしていきたいとの想いもあり、二つの意味を込めて『art』の名を冠しました」と話す。
 そんな想いの込められた同物件の改修のポイントは「素材を生かした点」にある。この規模の物件としては珍しいRC造を採用しており、強度な躯体とその下地となる部分を生かした改修となった。躯体部分をスケルトン西、露出した形でビルをメーキングした。天井高も非常に高くとることができ、開放的な空間を演出した。これにより1階の貸スペース部分はパン屋やカフェ、美容室などの店舗が入居するのに最適な仕上げとなった。
 「閑静な住宅街にある物件なので『隠れ家』のような落ち着いた雰囲気の物件になったと思います」と雲野氏は語る。

(週刊ビル経営2017年9月25日号掲載)
 イズモコーポレーション 「art BLD」
▼スケルトンにし下地を生かしたデザイン