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◎改修ポイント
テナント構成を「アキバ系」に統一

◎所在地
石川県金沢市竪町24

◎建物規模
地上4階

◎所有者
細田商事

◎備考
4回のテナントリニューアルを実施
  「BELSEL」は1976年に若年層向けのファッションテナントを集めた北陸初のファッションビルとして金沢市に誕生した。当時は同ビルが立地する「タテマチストリート」が北陸最大のファッションタウンとして発展していたこともあり、多くの若者が集まる活気のある街であった。が、その後好不調の波に度々影響され4回のテナントリニューアルを実施する。
 初期は女子高生向けのファッションビル。次はナショナルチェーンを中心とした「109-2」。3回目はムラサキスポーツや5351、タケオキクチなどの店舗を集めたメンズファッションビル。そして現在はオタク系テナントを集めた「オタク系ビル」となった。
 ビル1階は雑誌KERAでおなじみのロリータ系、パンク系などの個性派ファッション店などが入居。服飾店舗中心に構成することでビル前を歩く歩行者などに対し興味を惹かせ、ビル内への誘導に繋げる狙いがある。
 また2階と3階はアニメグッズやフィギュア、同人誌にカードゲーム、リサイクル漫画ショップなどの「アキバ系」の要素が詰まった店舗構成に仕上げ、3階にはメイド喫茶、4階にはメイドリフレを用意し更なる充実を図る。その結果、ビル1階の服飾店舗を訪れた訪問客が上層階へと回遊するかたちとなり、長時間にわたって利用者がビル内で滞在する環境ができあがった。特に休日の利用者は多く、周辺地域でも一際にぎわう様子が見られる。
 「BELSEL」を所有・管理する細田商事(石川県金沢市)代表取締役の細田泰成氏は「ビルの来館者や入居テナントが過ごしやすい環境の構築を日頃から心がけています。特に来館者は入居テナントのお客様なので、お客様が利用しにくい環境を改善しつつ、良い部分は伸ばしていくことを行っています」と語る。また、昨今の来館者の中には訪日観光客の姿も多いため、英語での表記や英語でのアテンダントも検討する。

(週刊ビル経営2017年4月24日号掲載)
細田商事 「BELSEL」
▼オタクの要素を盛り込んだテナントが入居